ホームへ

MENU

「孤独・孤立と消費者被害」シンポジウム を開催しました。

開催趣旨

孤独を感じ孤立の状態にある場合、身近な者に相談できない、適切な相談先が分からない等の事情から消費者被害にあいやすく、解決が困難な状況にある例も多いと思われます。
相談事例等からこのような状況を共有し、

  1. ①消費者のみなさんへ事例をご紹介し注意を呼びかけます。
  2. ②孤独・孤立の問題に取り組む行政・民間の方々と、消費者問題にとりくむ行政・民間の方々の連携について考えます。

参加対象者

(1)一般消費者(孤独を感じ孤立の状態にある方含む)
(2)孤独・孤立対策に取り組む行政及びNPO等の関係者
(3)消費者問題に取り組む行政及び消費者団体等の関係者

日時

2023年3月25日(土)13時30分~16時30分

主催

消費者庁 / 受託者 特定非営利活動法人消費者スマイル基金

当基金は公正・健全な市場の構築による消費者被害のない社会を目指して、消費者被害により泣き寝入りせざるを得ない消費者のために公益的な活動を担う適格消費者団体や特定適格消費者団体などを応援しています。

実施方法

ZOOMウェビナーによるオンライン方式で開催(参加無料)

参加者

187名(一般参加者170名、登壇者・主催者17名)

プログラムと資料

時間
13:30~13:35 主催者挨拶 消費者庁 シンポ基本資料
13:35~13:50 孤独・孤立状態にあると思われる消費者が受けた被害事例(助言と注意喚起)
13:50~14:00 孤独・孤立の状態と消費者被害について
(被害情報をふまえての問題提起)(10分)
14:00~16:25 パネルディスカッション
「被害情報をふまえての問題提起」を受けての意見交換
(14:00~14:45) テーマ1 孤独・孤立と若者と消費者被害
<趣旨>
 孤独を感じ、孤立の状態にある若年層が消費者被害にあった時、誰にも相談できない事態に至る場合が多いと思われます。被害にあっているのは自分だけではなく、適切な専門家に相談できれば問題が整理され、解決ができる場合もあります。
 相談受付の方法を多様化し、孤独・孤立の状態にある若年層が消費生活センター等に繋がれる方法を意識的に拡充する必要があります。
 このパネルでは、消費者被害にあった孤独・孤立の状態にある若年層の方々にどう相談してもらうか、相談対応時の工夫等について、そして事案の解決のための課題等について、意見交換・共有します。
<登壇者>
■パネリスト
 大空 幸星さん(あなたのいばしょ 理事長)
 竹崎 涼乃さん(京都産業大学 法学部 学生)
 美保 久視子さん(徳島県消費者政策課(消費者情報センター駐在))
■コーディネーター
 坂東 俊矢さん(京都産業大学 法学部 教授)
(14:45~14:55) 休憩
(14:55~15:40) テーマ2 孤独・孤立と高齢者と消費者被害
<趣旨>
 孤独を感じ、孤立の状態にある高齢者は、消費者被害にあっても、その事実に気付きにくく、誰にも相談できないまま推移することもあると思われます。早期に対応できれば、適切な解決ができる場合もありますが、周囲が事態を把握できず問題が顕在化するのが遅れると、被害が大きくなることもあります。
 地域では、高齢者の見守りを行っていらっしゃる方々と消費者行政の連携が進みつつあります。その状況を共有し、連携をどう広げていくか、被害の早期発見や法律専門家との円滑な連携、さらに被害の未然防止にむけてどう展開していくか、意見交換・共有します
■パネリスト
 勝部 麗子さん(豊中市社会福祉協議会 事務局長)
 吉村 俊恵さん(全国消費生活相談員協会 理事)
 山内 清久さん(八戸市消費生活相談グループ 副参事)
■コーディネーター
 大菅 俊志さん(弁護士)
 パネル2 電話相談チラシ
(15:40~16:25) テーマ3 孤独・孤立と貧困と消費者被害
 孤独・孤立と貧困には、一定の相関関係があると考えられます。そして、貧困の状態にあるため消費者被害にあうこともあります。
 これら被害の実態を共有し、孤独・孤立と貧困の問題に取り組む行政やNPO等の団体と、消費者問題に取り組む行政・団体との連携の状況と課題について意見交換・共有します。
■パネリスト
 勝部 麗子さん(豊中市社会福祉協議会 事務局長)
 川上 真智子さん(日本消費生活アドバイザー・コンサルタント・相談員協会)
 高橋 一人さん(日本司法支援センター本部 第一事業部情報提供課 課長補佐)
■コーディネーター
 大西 連さん(自立生活サポートセンター・もやい 理事長)
16:25~16:30 まとめと閉会
 消費者庁 消費者制度課 課長 黒木理恵さん

「孤独・孤立と消費者被害」シンポジウム開催概要